データでみる中小企業診断士2016 TOPページに戻る
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問7「経営コンサルタント業務(副業等含む)の活動状況」でコンサルティング業務を行っていると答えた方では、「経営指導」が73.5日と最も多く、次いで「診断業務」、「調査研究業務」が続いている。なお「その他」では、「ISO審査業務」、「窓口相談業務」の回答が多くみられる。また、業務全体での中小・小規模企業の占める割合はおおよそ9割となっている。
過去3年間で実施したコンサルティングテーマの第1位では、「経営革新・経営改善支援」が32.7%を占めており、以下「販路拡大、販促支援」10.4%、「事業再生、再チャレンジ支援」9.8%が続いている。経営全般にかかる戦略的課題克服の企業側ニーズが、強いことがうかがわれる。
公的、民間業務の売上の比重割合では「民間業務がかなり高い」が42.0%、「公的業務がかなり高い」が28.9%と二極化が見られる。
コンサル業務を行う際の依頼を受けたきっかけの第1位では、「中小企業支援機関・商工団体などからの紹介」23.1%が一番多く、以下「現在や過去の顧問先企業からの紹介」12.0%、「同業者からの紹介」11.1%、「各県の診断士協会からの紹介」10.6%が続いており、仕事を獲得するには人的ネットワークをいかに構築していくかが重要となる。