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本部
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「企業診断トピックス No.053」
内容:
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 「企業診断トピックス No.053」 2009.09.04 / (社)中小企業診断協会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 新井会長が、次のメッセージを発表しました。 各種委員会の検討課題として、会長見解によるメッセージ を発しています。 ただしこれは、広く会員の意見を聴取した結果の反映とい う意味で行うものであり、実施に当たっては、協会の機関決 定を得るとともに主務官庁である中小企業庁の承認を得て行 うことになります。 (1)8月20日開催の調査研修委員会へのメッセージ 調査研修委員会には、会員の皆さまに「魅力とメリットの ある協会」と認められるために、何をなすべきかを、検討い ただく場として、期待しております。 そのたたき台として、次のような課題を提示しますので、 調査研修委員会としてのフリートーキングを通じ、具体策を 検討され、答申されるよう期待します。 なお、課題にはほかの委員会と合同で解決すべきものがあ ることをご理解下さい。 1)プロとインナーの互恵(レシパラシティ)による 専門研究部会の組成検討 経営診断事業を営むプロコンサルタント会員と企業に在籍 し分掌業務に従事しているインナーコンサルタント会員とが、 その知的融合により、次のような診断技術に関する専門研究 部会を組成し、診断領域の拡充を図るよう要請したい。 それは単に連携でなく、相互にそのケーパビリティを提供 し合う協創が望まれる。 a.部会:業種・業態と経営システムとの2元グリットに よる専門部会設置 b.部会構成員:プロ中小企業診断士とインナー中小企業 診断士との混成組織 c.ミッション:かつての中小企業庁の『経営診断例規集』 に相当する診断基準を策定し、会員共有の 知的資産として中小企業のために活用 2)プロコン組織化の必要性容認のための基本課題の検討 中小企業診断士資格の更新に実務従事が規定されたことを 受け、その円滑な実施を図るため、プロ中小企業診断士の協 力を得られる仕組みを検討されたい。 a.経営環境の変革に対応するプロコン組織組成への協会の 積極的推奨支援 b.プロ志向企業内中小企業診断士の育成による後継者発掘 の促進 c.地域コンサルテーションニーズ対応「地発地担」(高品質 ・低コスト)及び地域組織(都道府県支部、支会)の プロ化と活用 d.中小企業診断士養成機関(二次試験免除)修了者への 協会加入運動の実施 e.多様な経営体のビジネスプラン総合サービスセンター 設立及び活動支援民間ニーズ対応新規コンサルテー ション企画提案、受注契約開発から事後継続支援まで (他省庁所管産業のニュービジネスモデルへの対応) f.プロコンサルタントファーム組成に関する基本条件の 検討(創造開発型人材、伝道士型人材、営業型人材の チーム組成、報酬分配基準の事前合意) 3)コンサルティング・ビジネスの経営基盤確立に関する 検討 「民間の者」と位置づけられた診断士が、コンサルティン グ・ビジネスの経営基盤を確立するために備えるべき条件を 検討し、その指針を明示するよう望みたい。 a.コンサルタント事業に報酬を支払える経営体の開発技術 の確立 (例)ディラーヘルプ、下請振興組織運営、販売先推奨 紹介、危機対応等 b.協会による経営診断事業受注活動展開の可能性検討 c.プロファームとインナーとのマッチング支援による診断 事業受け皿作り (2)8月24日開催の会員委員会へのメッセージ 会員委員会には、会員の皆さまに「魅力とメリットのある 協会」と認められるために、何をなすべきかを、検討いただ く場として、期待しております。 そのたたき台を提示しましたので、その具体化を図られま すよう要請します。 1)会員資格の複数化 現在は正会員と名誉会員となっていますが、次のような会 員制度も採用すべきではないかとの見解が寄せられています。 a.地方支部の意見として、行政機関の窓口担当者等を客員 会員等として迎え入れ、地域中小企業対策実施の提携 関係を強化すべきではないか。 b.一定の会員暦(例:20年以上会員)により名誉会員とし、 協会への長期協力に感謝し、実務経験を後継会員に継承 すべきではないか。 c.会費にランクを設けてはどうか(例:プロ会員とイン ナー会員) d.複数支部への加入を認めてはどうか。 e.会員資質の評価機関を設け、標準報酬規定とリンクさせ てはどうか。 2)国際化組織の再整備 国内中小企業の海外進出に関する「国際化診断」、海外各 国における日本の中小企業診断士制度をモデルとする現地中 小企業の「国際診断」等のニーズに対応し、国別・業種業態 別の組織へと再編成することを検討されたい。 また、今後のわが国の東南アジア経済との交流を経営診断 面から支援し、各国のコンサルタント団体との交流を図るよ うな仕組みも検討されたい。 3)会員活動の多面的展開 会員活動を全国共通で多面的に展開する方向を検討され たい。 a.中小企業診断士同期会の結成支援及び年次会合開催 b.都市支部と地方支部との連携による農商工連携等の 中小企業政策の推進 c.支部間の友好交流研究会による診断技術の向上と地域 スキームの創出 d.同一学窓出身者、同一企業等の中小企業診断士会結成 と活動支援 e.企業・金融機関・中小企業組織との定期的意見交換会 の開催支援 (3)8月27日開催の広報委員会へのメッセージ 情報化時代を迎え、かつての情報部門を専門とする中小企 業診断士がいながら、全国組織としての広報体制は貧弱であ り、本部情報はほとんど入らず、高い協会会費の見返りが 「診断ニュースだけでは」との批判が少なくありません。 このため、すべての情報が迅速に会員のもとに届くような 「開かれた協会」とするために、次のたたき台を提示します ので、どうあるべきかを広報委員会のミッションとして、検 討されるよう期待します。 a.ウェブの活用による、迅速低コストの会員向け情報シス テムの構築コストとその活用成果の客観的検討(HP、 メルマガの一体化) b.ハードコピーの「診断ニュース」に代わる低コスト情報紙 活用の可能性(月刊タプロイドタイプ4P程度の会報の 発行への切り換え) c.HPの常時リリース体制の確立(外部委託、内部フォロー の両面検討) d.メルマガの購読率に関するアンケート調査実施 e.広報部会のHP、メルマガ、ハードコピー担当事務組織 と委員業務分担 f.来期以降の会員広報強化を前提とする広報予算の拡充 g.新分野開発委員会との合同による民間診断開発の広報 手段の検討 (4)新井信裕会長の活動報告について(平成21年8月) 上段:日付/行動、下段:面談先・訪問先/課題・指示等 ○21.8.3/本部職員月例会議 本部会議室/8月の協会活動計画、課題検討 ○21.8.3/淑徳大学池袋サテライトキャンパス 年次大会検討、中小企業診断士セッション検討 ○21.8.4/中小企業庁との連絡会 中小企業庁、安井支援部長ほか関係職員/定例打合せ会 ○21.8.6/大日本水産会漁業雇用安定プロジェクト構想 聴取 RPI木佐貫氏ほか、小沢会員部長/緊急プロジェクト 構想聴取 ○21.8.12/ワームグラス技術情報説明聴取 宮沢工業社長ほか/新技術情報収集 ○21.8.17/ジャスダック上場(株)プラネット情報交換 玉生社長ほか/ウェブのコストパフォーマンス ○21.8.20/調査研修委員会 各委員/会長メッセ-ジ説明と委員会タスクの確認 ○21.8.20/日本経営診断学会役員会 本部会議室/経営診断基準の学会版策定 ○21.8.21/公益法人改革対応及び協会諸規定の見直し 中園顧問弁護士事務所訪問/新対応定款、組織のあり方 ○21.8.24/会員委員会 各委員/会長の期待メッセージ説明 ○21.8.27/大日本水産会 中須会長/漁業雇用問題に関する診断機会の可能性打診 ○21.8.27/広報委員会 各委員/会長の期待セージ説明 ○21.8.28及び8.29/ITコーディネータカンフェレンス 関会長ほか/表敬挨拶、発表聴講 ○21.8.31/公益法人改革対応委員会(定款・支部規定 検討) 各委員/会長メッセージ説明、検討 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ (5)平成21年度「中小企業経営診断シンポジウム」 ならびに当協会創立55周年記念大会開催の お知らせについて 当協会では、11月5日(木)・6日(金)の両日、ホテル グランドパレス(東京都千代田区)において、平成21年度 「中小企業経営診断シンポジウム」ならびに当協会創立55 周年記念大会を開催することとなりました。 11月5日(木)に開催する平成21年度「中小企業経営診 断シンポジウム」の第1部の基調講演では、(株)星野リ ゾート代表取締役社長の星野佳路氏に「日本製リゾートへの 挑戦」と題した講演を行っていただくほか、午後の第2部で は「会員診断士による経営革新支援事例に関する論文発表」 「診断協会各支部による研究会成果発表」「経営者・金融機 関・診断士の連携成功事例トークセッション」などを通じて、 今後の中小企業における経営革新のあるべき姿を考えていき ます。 翌6日(金)には、当協会創立55周年記念大会において、 会員への表彰などを行う記念式典に続いて、記念講演として (株)ちばぎん総合研究所取締役社長の額賀 信氏に、 「大不況を乗り越える経営改革と中小企業診断士の役割」 と題した講演を行っていただくほか、記念パーティー(参 加費:無料)を開催することとしています。 11月5日(木)・6日(金)の両日とも、参加費は無料 となっておりますので、ぜひともご参加くださいますよう お願い申し上げます。 なお、平成21年度「中小企業経営診断シンポジウム」 ならびに当協会創立55周年記念大会の参加のご案内パンフ レットにつきましては、会報「企業診断ニュース」10月号 の送付時にあわせてお送りさせていただく予定です。 また、シンポジウムおよび55周年記念大会への参加申し 込みにつきましては、ホームページ(http://www.j-smeca.jp/) からのお申し込みのほか、上記パンフレットをご活用いただ いてのお申し込みも可能です。 【平成21年度「中小企業経営診断シンポジウム」】 開催日時:平成21年11月5日(木)10:30~17:30 会 場:ホテルグランドパレス(東京都千代田区) 定 員:300名(入場無料) プログラム概要 【第1部】 10:30~10:50 開会式(主催者挨拶、来賓挨拶) 10:50~12:00 基調講演 「日本製リゾートへの挑戦」 ~ホテル・旅館の現状、将来、再生事例紹介~ (株)星野リゾート代表取締役社長 星野佳路 氏 【第2部】 13:00~16:10 第1分科会 中小企業診断士による経営革新支援事例論文発表 13:00~16:50 第2分科会 診断協会各支部による調査・研究/地域政策提言 13:00~16:50 第3分科会 診断協会各支部による研究会成果発表<支援事例 ・診断ツール> 13:00~16:50 第4分科会 経営者・金融機関・診断士の連携成功事例トーク セッション、 13:00~16:00 「知らないと損をする!!」~中小企業施策を活 用して、夢をカタチに、不安を課題にかえる無料 経営相談コーナー~ 17:00~17:30 表彰式 【当協会創立55周年記念大会】 開催日時:平成21年11月6日(金)14:00~17:30 会 場:ホテルグランドパレス(東京都千代田区) 定 員:300名(入場無料) プログラム概要 14:00 開会 14:10~14:50 記念式典(来賓挨拶、会員表彰他) 15:00~16:20 記念講演 「大不況を乗り越える経営改革と中小企業診断士の役割」 (株)ちばぎん総合研究所取締役社長 額賀 信氏 16:30~17:30 記念パーティー ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ○「中小企業診断士の広場」公開中 http://j-net21.smrj.go.jp/know/s_hiroba/index.html ○「施策活用企業事例」公開中 http://j-net21.smrj.go.jp/know/shisaku/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞